津市 40代 T様ご夫婦の相談事例
このままの計画だと貯金がなくなってしまう可能性があったのが、事前に家計のシミュレーションを行うことでそのリスクを回避できました。
津市内で土地を契約済みの方です。建物もハウスメーカーと契約済みですが、仕様の打ち合わせの途中であり予算の最終決定はまだでした。そこで、どれくらいの予算にすべきなのか第三者的に見てもらいたいということで相談に来られました。
- 勤務先で加入している生命保険の保険料が今後上がっていくような気がするがどうしたらいいのか?
- ハウスメーカーはいくらでも借りられると言うが、借りられても返していけるのか?
- どの程度の返済額にすれば大丈夫なのか?
- 子供達の教育費用も踏まえてこれから家計はどうなっていくのか?
- ハウスメーカーの言う通りに予算を組んでしまうのは危険。本当に大丈夫かを検討する必要がある
- 相談者様の給与が将来変動するとのことなので、その変動も加味してシミュレーションを行う必要がある
- こどもの年齢やかかる教育費の見通しを立てた上で適切な予算の設定が必要
ハウスメーカーが提携する金融機関では10年固定金利であったため11年目以降の返済額が分からずに不安に思われていたので具体的に金利が上昇するとどうなるのかをシミュレーションしました。
その結果、金利が見直される11年目に2人のお子様が大学在学中となるため、金利が2%上昇すると返済が難しくなるかもしれないことが分かりました。
また今後40年のキャッシュフロー表も作成すると、15年目から3年間だけではあるが一時的に総資産がマイナスになってしまう時期があることも判明しました。
そのため生命保険の見直しなどで早目から支出を少しずつ抑えることで、総資産がマイナスにならないように家計収支を改善する対策を立てていきました。
今回は、もし将来の家計をシミュレーションせずに今のままの支出を続けながら住宅ローンを借りた場合、途中で金利が上がると一時的に家計が数百万円のマイナスになることもあり得た事例です。
しかし、事前に将来の家計の見通しを見て頂いたことで、予めその危険を回避することができました。お客様からは、「将来の家計を予測しておくことや無理のない返済計画を立てる事の大切さを痛感しました」という感想を頂きました。